米麹の甘みと麦の香り。
琥珀色の雫が、島の宴を彩り続ける
玄海酒造
2026.6.17
米麹の甘みと麦の香り。
琥珀色の雫が、島の宴を彩り続ける
長崎県壱岐市にある「玄海酒造」をリポートするのは、「グルメ旅YouTubeとももぐ」のトミーさんと、Instagram「どんとこい娘」の赤星★かなはさんです!
麦焼酎発祥の地として知られる長崎県の壱岐島で、120年を超える歴史を持つ蔵元が「玄海酒造」です。壱岐の地下深くから汲み上げられる清らかな天然水と、この島ならではの伝統製法によって造られる「壱岐焼酎」は、世界貿易機関(WTO)による地理的表示(GI)に指定されるなど、世界に知られる銘酒として愛されています。広大な蔵の奥深くで「生きた発酵」を続けるもろみと、樽の中で何年もの歳月をかけて琥珀色に染まりゆく焼酎たち。「人の心を開けてくれる飲み物」と語る山内社長の温かな視線と、伝統を守りながら時代と共鳴する酒造りの舞台裏を巡ります。

壱岐の自然に囲まれた酒造場。120年を超えて麦焼酎の歴史を牽引してきた老舗蔵元です。
壱岐独自の黄金比と、生命力あふれる発酵
「麹に米を使い、それに麦をかけて造るのが壱岐の麦焼酎です」と語るのは山内社長。1回の仕込みに1トンの米と2トンの麦を使っているそう。こうじ室(むろ)に案内されたトミーさんと赤星さんは、30度ほどある米麹の温かさに驚きます。その米麹に水と酵母を入れ、麦を加えた二次仕込みのタンクを覗き込むと、驚くべき光景が広がっていました。「ええ!なんか、魚がピチピチ飛び跳ねてるぐらいの勢い!本当に元気に生きているって感じですね」とトミーさんが絶叫。約2週間かけて発酵させ、その後、熱を加えて冷却し蒸留することで、芳醇でクリアな焼酎の原酒が誕生するのです。

激しく泡立つもろみは、酵母が活発に呼吸している証拠。蔵中がフルーツのような甘い香りに包まれます。
琥珀色になるための樽貯蔵
続いて山内社長が案内してくれたのは樽の貯蔵庫。「この樽で貯蔵すると、樽の色や香りがついてウイスキーみたいな味になります。それが『壱岐スーパーゴールド22』という商品です。ちょっと香りだけでもどうぞ」と山内社長が樽の一つを開栓。赤星さんが「いい匂い!これはもう飲める香りがしますね」と嬉しそう! 長崎の壱岐でしか生み出せない樽での熟成がこの島で進んでいました。

『壱岐スーパーゴールド22』が熟成されている樽貯蔵庫を見学させてもらいました。
時を重ねるごとに味が丸くなる味
昔ながらの甕(かめ)で貯蔵した27度の『一支國いき』を味わったトミーさんが「これはまろやかですね」と言うと、「やっぱり貯蔵を重ねるとどんどん丸くなりますね。麦の香りの中に米の天然の甘さがあるというのが壱岐の麦焼酎の特徴なんで。その甘みを感じながら飲んでいただくといいですね」と山内社長も目を細めます。続いて人気ナンバー1と社長が嬉しそうに出してくれたのは『壱岐スーパーゴールド22』。「キレイな琥珀!口に入れた時と最後に喉を通っていく時の味が違うんですよ。甘さが残って喉を通っていくから、すごく飲みやすい焼酎ですね!」とトミーさんも大絶賛です。

「とってもきれいな琥珀色なんですよ!とトミーさんと赤星さんが一緒になってカンパイ。
人の心を結ぶ宴の酒
酒を醸し続けてきた山内社長にとって、お酒とはどのような存在なのでしょうか。 「お酒を飲むとみんな陽気になるでしょう。人の心を開けてくれる飲み物かな。飲んだ時ぐらいはワイワイ楽しみながら、横の関係も縦の関係も繋がっていけばいいですね」伝統を守るだけでなく、時代に合うものを造っていきたいという山内社長の熱い想いと、島の人々の笑顔を思い描きながら味わう一杯は、まさに格別です。
他のインタビュー
を見る