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県央地区

長崎県の「空の玄関口」。ほぼ真ん中に位置し、縄文時代から続く自然と県内有数の工業地帯が融合する地。

県央地区

長崎県の「空の玄関口」。ほぼ真ん中に位置し、縄文時代から続く自然と県内有数の工業地帯が融合する地。

地域を知る

2023.12.28

海・川・山に囲まれるこの地ならではのこだわり食材。歴史のある食文化。自然が織りなす四季の美しい景観が溶け込む地。

諫早市
長崎県のほぼ中央に位置し、西に長崎市、東に島原半島がある諫早市。県最大の平野があり、穀物地域。2022年に開業した九州新幹線西九州ルートの停車駅であり、福岡から新幹線で約1時間、長崎市から諫早市まで車で30分程と、交通の要衝となる自然と都市が融合する地。特性の異なる有明海・橘湾・大村湾の3つの海に接し、日本一短い一級河川「本明川」が流れる街。海・川・山の豊富な自然の恵み、歴史と文化、自然が織りなす四季の美しい景観が溶け込む地。
諫早市 諫早市 諫早市
大村市
長崎県の中央に位置し、長崎の空の玄関口。大村市の中心部へは長崎駅から新大村駅まで約15分、長崎空港からバスで約12分、博多から電車を乗り継ぎ約1時間半と、県内県外共に利便性に優れた街であり長崎のベットタウン。日本初のキリシタン大名である大村純忠が治めた地域。多良の山々と大村湾に囲まれた地であり、海の幸・山里の幸が豊富。米や野菜、果物などの旬の農作物や、豊富な種類の新鮮なお魚や、城下町だった大村独自の食文化を堪能する事ができる。
大村市 大村市 大村市

春には、「日本さくら名所100選」に選ばれた約2千本の桜が咲き誇る事で有名な大村公園。夏には、玖島城の堀で九州最大を誇るハナショウブを楽しめるなど、自然が豊かで住みやすい地。

風土

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大村公園(大村市)
大村公園(大村市)
「日本さくら名所100選」の地、県内有数の花の名所として知られる大村公園。慶長4年に大村藩初代藩主が築城し、幕末まで大村氏の居城であった玖島城跡にあり「日本の歴史公園100選」にも選定されている。春には、国指定天然記念物のオオムラサクラを始めとしたおよそ21品種約2000本の桜が公園一帯をピンクに染める。
眼鏡橋/諫早公園(諫早市)
眼鏡橋/諫早公園(諫早市)
橋の長さは約50mあり、階段式の石造り2連アーチ橋としては日本一長い橋、国の重要文化財に指定されている「眼鏡橋」。眼鏡橋のある諫早公園は戦国時代に築かれた高城(山城)跡を公園としたもので、全山が国指定天然記念物され、緑豊かな場所にある。桜やツツジ、蛍や紅葉など四季折々の景観を楽しめる。
轟峡(諫早市)
轟峡(諫早市)
多良岳に水源を発する「轟渓流」、大小30余りの滝を連ねる県下有数の清流。水量が多く流れ豪快な「太龍の滝」、虹をかけて流れ落ちる「楊柳の滝」、落水の爆音とどろく「轟の滝」など自然の宝庫です。周囲に広がる轟の森林も「水源の森百選」に指定されている。
唐比のハス(諫早市)
唐比のハス(諫早市)
約6000年前に橘湾の支湾が閉鎖されてできた湿地帯。長い年月をかけ植物が蓄積した泥炭層からなり、貴重な植物や野鳥、昆虫などが多く生息する場所。約2haのハス池に、ハスと睡蓮がそれぞれ12~13種類、黄色の小さな花を咲かせる絶滅危惧種に指定されているアサザが楽しめる。
雲仙多良シーライン(諫早市)
雲仙多良シーライン(諫早市)
諫早市と雲仙市を結ぶ約8kmある干拓堤防道路、雲仙多良シーライン。海の上をまっすぐに伸びる直線道路、中間地点には、有明海といさはや新池を望む展望遊歩道が設置され、有明海や雲仙普賢岳、多良岳を望める。

県央地区

美食を知る

WISDOM OF FOODS

諫美豚

長崎が誇るブランド豚

▶︎【おいしさの秘密は、エサにある】

▶︎【ワンランク上のブランド豚】

▶︎【人に、地球に優しく。】

 

おいしさの秘密は、エサにある

自然豊かな諫早平野で栽培した食用のブランド県産米で最高ランクの特Aに輝いた「にこまる」をエサの33〜100%、1頭あたり70〜200kg贅沢に与え、名水百選にも選ばれた「多良岳水系の地下水」を与え育てる。ストレスの少ない環境整備を徹底し、常に体調へも気にしながら大切に育てられる。

ワンランク上のブランド豚

お米を食べることでオレイン酸が一般豚と比べ高いため、冷めても柔らかく、ほんのり甘く臭みが少ない。あっさりとした中に良質な脂の旨みと甘味が感じられ、ジューシーな味わい。諫美豚のロース肉を2週間塩水に漬け込み、約9時間かけて直火で低温燻製した生ハムは、保存料、着色料、化学調味料は一切使用せず、素材の美味しさはそのままで、味わいに奥ゆきと余韻が楽しめる逸品。

人に、地球に優しく。

土井農場では、養豚と水田という総合農場のメリットを活かし、お米を収穫した後のワラや籾ガラは、餌や敷きワラに。豚舎から出る堆肥は水田の土作りに利用、生産したお米をまた豚のエサにするなど自然環境を守りながら、有機的で安全安心な美味しい農産物を提供する「人に優しく、地球に優しい」循環型農業を目指している。

大村寿司

大村市に伝わる地域の人々に愛される郷土料理

▶︎【勝ち戦には、祝いの寿司を】

▶︎【大村の地だからこそ産まれた逸品】

 

勝ち戦には、祝いの寿司を

戦に敗れ領地を奪われた大村純伊(おおむらすみこれ)が、室町時代(1480年)領地を奪還し帰還した際に、領民らは当主や大勢の兵を祝うために押し寿司を作ったのが起源。大勢の兵に食べてもらうには食器が足らず、浅い木箱(もろぶた)」に炊きたての米飯を広げ、魚の切り身や野菜のみじん切りなどを乗せ、押し寿司に。兵士らが脇差しで四角に切りながら食べた事が「大村寿司」の始まり。いまでもお祝い事に欠かせない料理として重宝されている。

大村の地だからこそ産まれた逸品

ごぼう、れんこん、椎茸、かんぴょう、はんぺん、にんじん、かまぼこ、白身魚、上に錦糸卵がのった彩が華やかなで具沢山な押し寿司。すし飯や具材の下ごしらえの時に砂糖を多めに使用するのが特徴、甘味と酸味の絶妙なハーモニーが口の中でいっぱいに広がる。当時砂糖が希少だったが、海外との交流のおかげで比較的手に入りやすかった。海の幸と山の幸そして、長崎という地理に恵まれた、この地ならではの郷土料理。

楽焼うなぎ

江戸時代から続く伝統の「楽焼うなぎ」

▶︎【江戸時代から有名なうなぎ処】

▶︎【諫早の伝統技術“楽焼き“】

▶︎【諫早でしか味わえない】

 

江戸時代から有名なうなぎ処

諫早では、有明海へと続く「本明川」が流れており、国より一級河川の認定を受けた非常に綺麗な清流。ここで育つうなぎはとても良質、江戸時代からうなぎの宝庫として有名であり、当時は約400店を越すうなぎ屋が軒を連ねた。

諫早の伝統技術“楽焼き“

うなぎ料理といえば一般的に重箱に盛り付けられるが、諫早では“焼き“の工程の後に「楽焼」という二重底になった赤い器に湯を張り、秘伝のタレと共に“蒸す”。この工程が香ばしさを残し、香り高く「ふっくら」とした、とろけるような舌触りを生み出す。

諫早でしか味わえない

江戸時代から続く老舗や、皇室御用達のお店、ミシュランに登録されるほどのうなぎ屋が立ち並ぶ。長年培われてきた伝統の焼き技術、引き継がれた秘伝のタレ、そして楽焼で蒸したうなぎの蒲焼きは、諫早でしか味わうことの出来ない逸品。

他のご当地料理

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唐比れんこん
唐比れんこん
諫早市森山町の唐比地区で栽培されている「幻の唐比れんこん」。木の実や枝が積み重なってできた特有の泥炭層で育ち、鉄分などの成分や少しの塩分が含まれている為、れんこんの味を引き立てる。独特の粘りとホクホクとした食感が特徴で、収穫はすべて手作業で掘り出す重労働なことも重なり、あまり市場に出回らず「幻のれんこん」とも言われる。
黒田五寸人参
黒田五寸人参
昭和20年代に黒田氏によって育成された大村市発祥の「黒田五寸人参」。芯が細く中心まで色鮮やかな橙赤色で、肉質は柔らかく生で食べても甘味がある。カルシウムやカリウムなどのミネラル分やカロチン含有量が高く、栄養バランスの良い人参。糖度が高く水分多い為、ジュースにも適しており砂糖不使用でも甘くて美味しい。

県央地区

絶景を知る

WISDOM OF SCENERY

ガラスの砂浜(大村市)

長崎へ向かう橋の手前に位置する森園公園。そのすぐそばにある「ガラスの砂浜」には、色とりどりのガラスの砂で砂浜が作られている。大村湾の水質改善のため、汚れていた砂浜をアサリなどの生き物が生息できるよう、ゴミの再利用として廃ガラス再生砂を入れてできたスポット。色とりどりのガラスの粒に日光が反射しキラキラと輝く、人にも環境にも美しい砂浜。

フルーツバス停(諫早市)

諫早市内中心部から国道207号を佐賀方面に向かう途中の、小長井地域の道路脇に突如出現する、フルーツをかたどったバス停「フルーツバス停」。1990年に開催された長崎博覧会で、長崎に訪れる人に喜んでもらおうと小長井町が整備。「シンデレラ」のカボチャの馬車がアイデアの元になったイチゴやメロン、ミカンなど全16基のフルーツを模したバス停があり、「ときめきフルーツバス停通り」と呼ばれている。

白木峰高原(諫早市)

諫早市白木峰町にある五家原岳。標高1,057mの中腹に約10,000㎡の広さの白木峰高原が広がり、諫早平野や雲仙岳、そして有明海を一望できる。四季に合わせて、折々の草花を楽しめる絶景スポット。春には10万本の菜の花、秋には20万本のコスモスが咲き乱れ、1年を通じて諫早市内外からハイキングや写真撮影などにたくさんの人が訪れる。