教会が建つ祈りの島の土壌が生んだ、100%五島産ブドウの恵み
五島ワイナリー
2026.7.8
教会が建つ祈りの島の土壌が生んだ、100%五島産ブドウの恵み
長崎県・五島列島の福江島にある長崎県内初のワイナリー「五島ワイナリー」をリポートするのは、旅系YouTuber「ゆあちゅーぶ」のゆあさんと、Instagram「関西グルメのYumi」のYumiさんです!
「食に関してはこの五島は自慢しかない」。そう胸を張って語るのは境目代表。全国で2番目の離島特区ワイナリーとして誕生し、地元五島の豊かな土壌にこだわったワイン造りを続けています。こちらが手掛けるワインは、「サクラアワード2024」で最高賞を受賞するなど、確かな品質と独自の個性を兼ね備え、ワイン愛好家の注目を集めています。世界遺産へと結実した祈りの歴史を受け継ぐ五島列島。その中心に位置する福江島で、耕作放棄地を美しいブドウ畑へと再生させていくという挑戦と、五島産のブドウだけが持つ力強い味わいについて紹介していきます。

長崎県内で初めて誕生したワイナリーには、島の恵みをいっぱいに受けたブドウが育っています。
祈りの島のワイン
五島列島は、世界遺産にも選ばれた教会群が点在する歴史と祈りの島々です。「教会と言えば祈りを捧げる場所。そして平和と幸せを願う文化があります。そんな五島の文化をワインでお届けしたいという気持ちで造り始めました」と境目代表が熱く語ります。 最初のブドウ植樹が2006年。「非常に苦労をしながらブドウを育ててきましたが、ようやく20トンを超える量まで採れるようになりました。生産者も半分以上は移住者の方。ワイン好きの方がこの島で作りたいという思いで共にやっています」と境目代表がワイン造りへの情熱を話してくれました。

「ブドウの生産が上がり、現在は五島産のブドウ100%で造っています」と境目代表
サクラアワード最高賞
ワインへの情熱は、見事な結果として花開きます。最初に植樹した思い入れの強い品種「キャンベル・アーリー」から造ったスパークリングワイン『スパークリングワイン キャンベル・アーリー 2023(ロゼ)』が、アジア最大級のワインコンペティション「サクラアワード2024」にて、見事最高賞を受賞。「すごくきれいなピンク色ですね」とYumiさんがさっそく試飲。「これ絶対、女の子が好きな味!」と笑顔に。フルーティな香りが広がりつつも、すっきりと爽やかな後味で、夏に味わうワインにおすすめです。

サクラアワードを受賞したキャンベル・アーリーのロゼ。「色も可愛いし、発泡感もあっていいですね。食前酒にぜひ!」とYumiさん
五島牛や地鶏、五島豚とペアリング
五島ワイナリーのワインは、食事と合わせることで劇的な感動を生み出します。「サクラアワード」で金賞を受賞した『スパーリングワイン ナイアガラ 2023』を味わったYumiさんは「スッキリとした口当たりですね。お魚はもちろんですが、個人的にはたこ焼きにも合うかなって思ってます!」と言えば、境目代表は「五島の鯖寿司に合わせるのが私は好きです」とペアリングの楽しみ方で会話が盛り上がります。 また、スティルワイン『キャンベル・アーリー 2023(ロゼ)』には、「五島牛」や地鶏の「五島さざなみどり」、そして「五島豚」のグリルなど、肉料理との相性がバツグンと、境目代表が推します。

『スパーリングワイン ナイアガラ 2023』のラベルを覗くと、五島列島の地図が見えるという粋なデザインに。
希少なオリジナルの赤ワイン
五島でしか買えないという希少なプレミアム赤ワイン『五島ワイン Rouge Reserve(赤)』を味わったYumiさん。「もうブドウをそのまま食べているんじゃないかってぐらいブドウの味と香りがします!」と目を丸くします。「素晴らしい表現ですね。これは3種類のブドウをブレンドしているんですけど、マスカットベーリーAとメルロー、先ほど召し上がっていただいたキャンベル・アーリーをブレンドしています」と境目代表。「これ、チーズケーキやフォンダンショコラといった濃厚なデザートを合わせるといいかも!」とゆあさんも笑顔に。ワインとスイーツ。最高のペアリングを楽しんでみてください。

「ブドウをそのまま食べているみたい!」とYumiさん。あまりの濃厚さに驚嘆の声が漏れます。
椿酵母を使い酸味を重要視
五島ワイナリーは、五島列島に自生する椿から採取された「五島椿酵母」が使用されています。「全国的にもここにしかない椿酵母で造られたワインです。使えるものはとにかく五島産で」と境目代表が言うとおり、五島にあるものだけで完結させる真の「テノワール」がここにあります。 ニュージーランド人のワインメーカーが赴任して以来、ワインの品質は劇的にレベルアップしました。「うちのワインメーカーが酸味を非常に重視しますので、中には青いブドウも。全ての畑を訪問してから収穫時期を決めています」というプロフェッショナルな眼差しが、世界基準の美味しさを五島から生み出しているのです。

糖度はもちろん、酸味も非常に重要視され、早摘みしたブドウも使いながらブレンドしていきます。
五島列島から全国へ
「(五島・福江島のシンボルである)鬼岳一帯は、まだ耕作放棄地がすごく多いんですよ。全部ブドウ畑にしてしまいたいんですよね」と境目代表が未来を見据えます。 「アルバリーニョ」など新しい白ブドウ品種の栽培にも挑戦し、ヨーロッパの品種を五島の土壌に根付かせる計画も進んでいます。「長崎県はブドウの生産をされている方は多いんですけども、ワインまで醸造するところがなかなか広がっていません。長崎県のワインとして五島列島から全国に持っていけるよう、若い世代をどんどん育てていきたいです」。未来へと進化を続ける長崎発のワイナリーから、目が離せません。
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