空の旅の思い出に、長崎の海が息づく一貫を。
この場所で、お待ちしています。
鮨どころ しょうぶ 大将
横尾 正人
2026.1.23
空の旅マエ・旅アトに。長崎の海の旬を召し上がれ

年間300万人もの人々が利用する、長崎の空の玄関口「長崎空港ターミナルビル」。観光客やビジネスマンで賑わうビルの一角に、開店を待ちわびる列ができていました。「空港内で、ここまでハイクオリティーなお寿司を食べられるとは」「さすが、長崎の寿司店だ」。そんな声が後を絶たない名店「鮨どころ しょうぶ」です。
知られざる、水産県・長崎の魅力

三方を海に囲まれ、漁業が盛んな長崎は、水揚げされる魚種や漁獲量が全国トップクラスの水産県です。「だけど、まだまだ長崎の水産物のおいしさは、伝わりきっていないような気がしますよ」。そう話すのは、大将の横尾正人さん。実際、鮨どころ しょうぶで食事をしてはじめて「長崎ってこんなにお魚がおいしいんだ!」と感動する方も多いのだそうです。

感動の味を支えるのは、やはり新鮮さ。漁場と市場、消費地の距離が近い長崎だからこそ、鮮度を保ったまま提供できるのです。
「長崎は、山と海の距離が近いでしょう。山から栄養がたくさん海に流れて、その栄養豊富な海で育つ魚は、脂ののりが段違いなんです」と横尾さん。脂ののった身と新鮮さを損なわないよう、手のかけ方は必要最低限に。手早く握るのがしょうぶ流です。
五感で感じる、長崎の海の豊かさ

あっという間に、看板メニューの「特選長崎にぎり」が出来上がりました。アオリイカやヒラマサ、マダイ、マアジ(もしくはシマアジ)に、国境の島・対馬産の煮アナゴなどが並びます。アオリイカの甘み、ヒラマサのコリコリとした食感、マアジの香りなど、一口ごとに異なる個性豊かな味わいが、長崎の海の奥深い魅力を感じさせます。

「どれもオススメですが、最近のイチオシは、この『そのぎんサーモン』です」と横尾さん。実は、こちらもれっきとした県産魚なんです。
空港のある大村湾を、海沿いに北上したところにある東彼杵(ひがしそのぎ)町の、標高約400メートルの森の中で陸上養殖され、近年ブランド化されたトラウトサーモンです。「真水で養殖しているので、臭みがほとんどなく、サーモンが苦手な方も、おいしい!と召し上がられます」と胸を張る横尾さん。

「県外のお客さまはよく驚かれる」と話すのが、こちら。マグロではなく、ブリやヒラマサなどの白身魚を巻いた「白鉄火」です。歯ごたえのある魚を好む長崎県民熱愛の一品です。
白身魚にかける熱量は人一倍の横尾さん。タマメダイ、イシダイ、ノミアラ(オオモンハタ)などの珍しい魚種が上がれば、仕入れて提供することもあるのだそう。タイミングが合えば、初めてのおいしさと出合えるかもしれません。
長崎の文化も歴史も、一皿に

長崎の食材へのプライドは、そのほかのメニューにも。
そのひとつが、「鯨盛合せ」。伝統的な捕鯨の歴史を持つ長崎ならではの一皿です。写真上から時計回りに、ベーコン、百ひろ(腸)、さえずり(舌)、赤身と並び、部位ごとに全く違った味わいを楽しむことができます。

横尾さんが太鼓判を押す長崎の青魚は、刺し盛りに。
脂の乗ったマアジ、ヒラマサ、シメサバが一皿に盛られています。県産の日本酒や焼酎とともに、地のもの同士のマリアージュを楽しむのもオススメです。

(写真左、大将の横尾正人さん。右、板前の中島久美子さん)
おいしかったと笑顔で帰る姿を見ることが、何よりもうれしいと話す横尾さん。「長崎の魚はおいしいんです!ちゃんぽんや皿うどんにも負けないくらい、全国的にも知名度を高めていきたいです」。横尾さんが握る一皿が、旅マエ・旅アトに忘れられない思い出を作ってくれるはずです。