「ながさき黄金」等の地元の食材と
自家製ワインのマリアージュを目指したい

小浜温泉ワイナリー
shop&restaurant 小浜ワイン食堂

川島 貴宏

大久保 武志

川島 貴宏

小浜温泉ワイナリー
shop&restaurant 小浜ワイン食堂

2023.11.6

イタリアで修業した経験と実績を基に地元にワイナリーを開く

2020年の4月に長野からUターンで帰省し、2021年9月にワイナリーをオープンしました。地元小浜に居たのは中学生までで、その後大阪に出ましたが、修行が終わったら地元に帰ってお店をやるつもりでした。長野の前はイタリアで修業していましたが、そこのホテルがワイナリーを持っていて、その時にワイン醸造の仕事を憶えました。小浜では現在1900本のブドウ苗木を育てているので、来年あたり自社栽培のブドウを使ったワインが出来上がる予定です。

ながさき黄金という食材の持つポテンシャル

初めてながさき黄金を知ったのは、雲仙市南串山町の農家さんに紹介された時でした。先ずは黄色の鮮やかさに驚き、食べてみてその味の旨みにも感動しました。農家さんは、形状が小さい事を気にしてられましたが、料理人にとって、小さい事は難点にはなっていないです。むしろ小さい方が大味にならず、味がしっかりしてるので、使い勝手も良いです。レストランでご提供すると、お客様はとても喜んでくださいます。産地名が入ったネーミングも良いし「よそには無い食材」という事で、アピール力も強いと思います。

長崎は食材の宝庫!後はそれをどうやって発信していくのか

地元長崎は、農産物や魚介類も豊富で、まさに食材の宝庫だと思います。これは自分が県外に出てみて、気付いた事です。食材は出来上がっているので、後はそれをどうアピールしていくのかが問題です。今回のプロジェクトはそれを叶えていく良い機会だと思います。自分にはワインという武器があるので、地元のブドウを使ったワインを醸造し、そのワインに合う料理…ここでしか味わえない料理を提供していきたいです。そして和食一辺倒だった両親世代にも、イタリアンの美味しさを知って頂き、地元の食文化も徐々に変えていければと思います。

取材日:2023/3/6 ライター:MILK(#ナガサキタビブ)

小浜温泉ワイナリー shop&restaurant 小浜ワイン食堂

小浜温泉ワイナリー shop&restaurant 小浜ワイン食堂

雲仙市小浜町北本町862

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