長崎の森で育てた「幻のクエ」
画期的な独自濾過システムで、
安全と安定供給と美味しさを確保

株式会社水産未来研究所
代表取締役会長

鶴﨑 貞治

大久保 武志

鶴﨑 貞治

株式会社水産未来研究所
代表取締役会長

2024.1.22

試行錯誤の連続で作り上げた、今までに無い養殖技術

私達の会社は、設立して4年にすぎませんが、循環型陸上養殖技術の研究と実績は20年を超えています(鶴﨑方式水槽として特許取得済)。独自開発の水槽で薬品・抗生剤等は一切使用せず、バクテリアによる生物濾過により、常に高い水質に保たれてる海水で、塩分・温度等を徹底管理し、年中高品質のクエを育てています。このような森の中で漁師ではない私たちが「クエ」を育てているのをよく驚かれます。

長期間の実績の積み重ねが今の養殖法に繋がっています

養殖を始めるきっかけは、20数年前にいけすを店で見て「エサと空気を与えれば、魚を養殖出来るのではないか…」という遊び心でした。それまで本格的な漁業の経験はありませんでしたが、3mの水槽で1800匹のヒラメの稚魚を飼う事から始め、水産試験場の話を聴きに行ったりしながら、試行錯誤を重ねました。あらゆる濾過材を試し、データを積み重ね、本業である一級建築士の技術を生かして施設は全て手作りで揃え、今の養殖法に辿り着いています。失敗やトラブルは沢山経験しましたが、その思わぬトラブルにより、今まで解らなかった事に気付けたりと…「魚が教えてくれた事」が沢山あります。

安定した高品質のクエが手の届くものに…長崎の食の未来

私達の養殖場では、天候に左右されず、常に安定した味覚・価格で高品質のクエがご提供できますので、今まで高嶺の花だった高級魚クエが、長崎のどの店に行っても食べられるような、手の届く食材になって行けばいいなと思います。また、この陸上養殖は、何処ででも出来るシステムなので、システム自体の普及により、長崎県内の産業として陸上養殖が盛んになり、今後、より豊かな食生活が送れるようになっていけば、嬉しいです。

ライター:MILK(#ナガサキタビブ)

株式会社  水産未来研究所

株式会社 水産未来研究所

長崎市三ツ山町173-1

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